一つも二つも上の立場から
外資企業で気持ちよく仕事をするには、自分の気持ちが会社のDirectionによりAlignされていることが必要だと思います。これは日本の会社でもそうだと思いますが、その傾向は外資企業においてより顕著であると思います。
- これは言うのは簡単なことで、昔から言われてきていることですよね。ただ、どんどん増えるAssignment、Workload、限られたResourceという環境にさらされていると、ややもするとついついネガティブに物事をとらえてしまい、その結果会社に対しての不平不満ばかりが頭の中を駆けめぐるというパターンにも陥りかねません。
- こういうときに私は意識して自分の上司、さらにもう一つ上の上司に与えられているAssignmentやPressureを考えてみることにしています。考えると言っても漠然と大変なんだろ〜な、というのではなく、もっと具体的に上司がその上と、またその上の上司がまたその上と実際に話をしている場面をsimulateしてみるのです。
- そして自分ならどう反応するのか、ただ単にいやだ、いやだといっているわけにはいきません。自分ならどういうAlternative、どういうResolutionが提案できるのか?をマジで考えるのです。
- そうすることによって自分のIssueとその上の上司たち、また会社のIssueをより密接に結びつけることができますし、単にネガティブな反応に終わってしまうことをさけられると思うんです。
- 直接関係ない話ですが、こういうことを思いました。いま、まさにイラクへの攻撃が始まっています。そして世界中で、日本でも様々な反戦運動が起きています。「戦争反対」・「STOP THE WAR」といったプラカードをTVでも見かけます。
- もちろん戦争は避けるべきことで今回の開戦はLast thingでした。よってこれら反戦デモを否定するつもりは毛頭ありません。でも気になることがあります。
- それらの運動の中から「ではどうしたらいいのか?」というAlternativeやResolutionが見えてこないと言うことです。ただ単に「STOP THE WAR」というのは簡単なことです。同時にフセインの恐怖政治が存在していいべきものでないことは様々な情報から確かなようです。そこで苦しんでいる国民がいることもほぼ確かのようです。そうした状況下で世界の常識が通用しない国を相手にするわけですから、Decisionはそう単純ではありません。
- よってただ単に戦争反対を唱えるのは、ややもするとShort sightedな反応にも見えかねません。同じことが先述した企業内での自分のReactionにもいえるのかもしれません。自分もStakeholderの一人として物事を考えるのは決して損にはなりません。